ツールを使用してエージェントを拡張するもう 1 つの方法は、モデル コンテキスト プロトコル (MCP) を使用することです。
モデル コンテキスト プロトコルとは?
モデル コンテキスト プロトコル (MCP) を使用すると、ユーザーは既存のナレッジ サーバーや Copilot Studio 内のデータ ソースに直接接続できます。 MCP サーバーに接続すると、次のものにアクセスできます。
- リソース: エージェントがより多くのコンテキストを読み取ることができるファイルに似たデータ (API 応答やファイルの内容など)
- ツール: 言語モデルが呼び出してアクションを実行できる関数
- プロンプト: 特定のタスクを実行するための事前定義済プロンプト・テンプレート
Note
Copilot Studio は現在、MCP ツールとリソースをサポートしています。
MCP のしくみ
接続された MCP サーバーによって発行された各ツールまたはリソースは、自動的に Copilot Studio で使用できるようになります。 名前、説明、入力、および出力はサーバーから継承されます。 MCP サーバー上でツールとリソースが更新または削除されると、Copilot Studio はこれらの変更を動的に反映し、ユーザーが常に最新バージョンを持ち、古いツールとリソースが削除されるようにします。 1 つの MCP サーバーは、複数のツールとリソースを統合および管理でき、それぞれが Copilot Studio エージェントで使用するためにアクセスできます。
Microsoft 以外の製品 (外部 MCP サーバーを含む) に接続する場合は、Copilot Studio 内からアクセスするツールとリソースについて責任を負います。
Note
MCP を使用するには、生成オーケストレーションを有効にする必要があります。
Copilot Studio で MCP を使用してエージェントを拡張するプロセスは何ですか?
Copilot Studio に MCP を統合するには:
- YAML スキーマ テンプレートに基づいて、エージェントを既存の MCP サーバーに接続します。
- MCP サーバー がまだない場合は、MCP サーバーを作成します。
- MCP サーバー ツールとリソースをエージェントに追加して 、Copilot Studio エージェントで使用できるようにします。
- (省略可能) MCP コネクタを発行 して、テナント間でコネクタを使用できるようにします。
MCP 統合のトラブルシューティングの詳細については、 モデル コンテキスト プロトコル (MCP) 統合のトラブルシューティングを参照してください。