オンプレミス データ ゲートウェイは、オンプレミスのデータ (クラウドにないデータ) と複数の Microsoft クラウド サービスの間で、迅速かつ安全なデータ転送を提供するためのブリッジとして機能します。 これらのクラウド サービスには、Power BI、Power Apps、Power Automate、Azure Analysis Services、Azure Logic Apps が含まれます。 ゲートウェイを使用することで、組織はオンプレミス ネットワーク上のデータベースやその他のデータ ソースを保持できる一方で、クラウド サービスでそのオンプレミス データを安全に使用できます。
ゲートウェイのしくみ
ゲートウェイのしくみの詳細については、「 オンプレミス データ ゲートウェイのアーキテクチャ」を参照してください。
ゲートウェイの種類
ゲートウェイには 2 つの異なる種類があり、それぞれ異なるシナリオに対応しています。
オンプレミス データ ゲートウェイ を使用すると、複数のユーザーが複数のオンプレミス データ ソースに接続できます。 1 つのゲートウェイをインストールして、サポートされているすべてのサービスでオンプレミス データ ゲートウェイを使用できます。 このゲートウェイは、複数のユーザーが複数のデータ ソースにアクセスする複雑なシナリオに適しています。
オンプレミス データ ゲートウェイ (個人用モード) では、1 人のユーザーがソースに接続でき、他のユーザーと共有することはできません。 オンプレミス データ ゲートウェイ (個人用モード) は、Power BI でのみ使用できます。 このゲートウェイは、レポートを作成する唯一のユーザーであり、データ ソースを他のユーザーと共有する必要がないシナリオに適しています。
ゲートウェイを使用する
ゲートウェイを使用するには、主に 4 つの手順があります。
- ゲートウェイをローカル コンピューターにダウンロードしてインストール します。
- ファイアウォールとその他のネットワーク要件に基づいてゲートウェイを構成します。
- 他のネットワーク要件を管理および管理できるゲートウェイ管理者を追加します。
- エラーが発生した場合のゲートウェイのトラブルシューティングを行います。
エンド ユーザーがゲートウェイ経由でアクセスする
エンド ユーザーは、Power Apps 作成者がゲートウェイの作成に使用したゲートウェイの資格情報を使用します。 エンド ユーザーには同意ダイアログに接続が表示されますが、Power Apps の作成者によって提供された資格情報が使用されます。