目的
Windows Update エージェント (WUA) API は、システム管理者とプログラマが Windows Update にアクセスし、Windows Server Update Services (WSUS) できるようにする一連の COM インターフェイスです。 スクリプトとプログラムを記述して、コンピューターで現在使用可能な更新プログラムを確認し、更新プログラムをインストールまたはアンインストールできます。
注
Windows 設定の [Windows Update ] ページには、Windows Update オーケストレーター ワークフローによって管理される更新プログラムの進行状況と履歴が表示されます。 WUA API によって処理される更新プログラムは、このページには表示されません。 競合を防ぐために WUA API を使用する場合は、Windows Update オーケストレーターを無効にすることをお勧めします。 既定の Windows Update オーケストレーター ワークフローの詳細については、「 Windows Update のしくみ」を参照してください。 Windows Update オーケストレーターを無効にする方法については、「 Windows 10 および Windows 11 オペレーティング システム コンポーネントから Microsoft サービスへの接続を管理する」を参照してください。
WUA API を使用してインストールされた更新プログラムの履歴は、 イベント ビューアーで表示できます。 WUA 更新イベントを表示するには:
- [スタート] を右クリックし、[イベント ビューアー] を選択します。
- Windows ログ > システムに移動する
- [操作] ウィンドウで、[現在のログのフィルター処理...] を選択します。
- [ イベント ソース ] ドロップダウンで、 WindowsUpdateClient を選択します。
- [ OK] を クリックして、結果にフィルターを適用します。
該当する場合
システム管理者は、WUA を使用して、コンピューターに適用する更新プログラムをプログラムで決定し、それらの更新プログラムをダウンロードして、ユーザーの介入をほとんどまたはまったく行いません。
独立系ソフトウェア ベンダー (ISV) とエンドユーザー開発者は、WUA 機能をコンピューター管理または更新管理ソフトウェアに統合して、シームレスな運用環境を提供できます。
開発者対象ユーザー
WUA アプリケーションは、いくつかのプログラミング言語で記述できます。 WUA は、Visual Basic、Visual Basic Scripting Edition (VBScript)、JScript、および C および C++ からアクセスできるインターフェイスとオブジェクトを定義します。 COM プログラミングに関する知識は、WUA プログラマにとって役立ちます。
実行時の要件
WUA は Windows XP 以降でサポートされています。 WUA は、Windows Server 2003 以降のサーバーでサポートされています。
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