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前回の投稿では、SCCM 2012のモバイルデバイス管理が可能になる点をお伝えいたしました。
SCCM 2012 のモバイルデバイス管理機能は、Exchange Online (Office365) の Exchange Server と連携することも可能です。
今回は、クラウドのExchange サーバーと オンプレミスの SCCM2012 間の連携手法について記載していきたいと思います。
Office365 は30日間の無料利用が可能ですので、MDMの機能を評価いただく際に「すぐ使える」Exchange環境となっていますのでパブリッククラウドの恩恵を十分に堪能できるかと思います。
それでは、実際の手順について説明したいと思います。
手順1:Office365のテナントを取得する
こちらのサイトから無料評価版の申込みができます。申し込み後すぐに管理者のIDとパスワードが発行されます。
テナントが利用可能になったら、ユーザーの作成やお手元のActiveSyncデバイスからExchange Onlineに接続してメールを利用してみて下さい。
ActiveSyncデバイス側の設定につきましては、こちらのサイトをご利用いただければ対話式に機種ごとのセットアップ手順を確認できます。
手順2:Exchange コネクタの設定を行います。
SCCM2012の管理コンソールから「管理」→「概要」→「階層の構成」→「Exchange Server コネクタ」を選択し、リボンメニューにある「Exchange Server の追加」をクリックします。
ウィザードが立ち上がるので、下記のように入力します。
・「ホストされている Exchange Server」を選択
・サーバーのアドレス は「https://ps.outlook.com」を入力
・必要に応じて、プロキシサーバーの指定を行う。
「次へ」をクリックすると、「アカウントの詳細の指定」となるので、「設定」 をプルダウン → 「新しいアカウント」を選択。手順1で取得したテナントの管理者IDを登録します。
「OK」→ 「次へ」と進むことで、Exchange Onlineとの接続が設定されます。
ここまで設定できれば、Exchange Server コネクタに Exchange Online のエントリが作成されていると思いますので、メニューから「今すぐ同期」を実行していただきしばらく待てばデバイスのアイテムとして情報が収集されていることを確認できるかと思います。
同期後は、ポリシーの適用やリモートワイプなど実機ベースでの検証が可能となります。
以上、System Center 2012 Configuration Manager と Exchange Online との連携方法について紹介させていただきました。
マルチデバイスの管理に対応しました、System Center 2012 Configuration Managerを是非ご評価いただければと思います。