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こんにちは、Azure サポート チームの世古です。
今回は Azure VM 上で MARS (Microsoft Azure Recovery Services) エージェントを使用している環境でのバックアップ/リストアの既知問題についてご案内します。
[既知の問題について]
Azure IaaS VM バックアップで Azure VM を復元後、Azure VM 内で MARS (Microsoft Azure Recovery Services) エージェントを使用したバックアップに失敗する。
公開時点の最新版エージェント 2.0.9118.0 で動作を確認しております。以前のバージョンでも同様に失敗することも確認しています。
[エラー内容]
Error message: One or more volumes with files and folders selected for backup do not exist. Ensure that the volume(s) selected for backup are mounted, online and accessible, and try again. (0x186C7)
[発生するシナリオ]
1. Azure VM を構築する。
2. Azure VM 内で MARS エージェントを使用したバックアップを取得する。
3. Azure IaaS VM バックアップを取得する。
# 何らかのシステム障害が発生
4. Azure IaaS VM バックアップを元に Azure VM を復元する。
5. MARS エージェントを使用したバックアップを実施する。
6. エラーが記録されバックアップに失敗する。
[回避策]
本事象は上記手順の 4 で Azure VM を復元した際に、MARS エージェントのバックアップで構成していたバックアップ対象のディスク情報が変更されてしまう為、バックアップ対象のディスクが見つからず、バックアップに失敗します。その為、再度バックアップ対象を設定し直すことでディスク情報が更新され問題が解消されます。
具体的には以下の手順を上記手順の4 の後、もしくはエラーが記録された際に実施ください。
- 回避策手順
1. 対象の Azure VM にログインします。
2. "Microsoft Azure Backup" のコンソールを開きます。
3. 右ペインより [バックアップのスケジュール] を選択します。
4. "バックアップのスケジュール ウィザード" ではアップデートが目的のため変更はせず [次へ] を選択し [完了] を選択します。
5. 再度バックアップを実施して正常にバックアップが取得出来るか確認します。
本動作については改善項目として対応を進めておりますが、修正完了までは上記対処でバックアップを取得ください。