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ログ検索アラートの電子メールの件名をカスタマイズする (プレビュー)

ログ検索アラートの電子メールの件名は、静的テキスト、アラート ペイロードから抽出された動的な値、またはその両方の組み合わせでオーバーライドできます。

この記事では、カスタマイズされた通知に動的な値と ARM テンプレートを使用して、Azure Monitor でログ検索アラートの電子メールの件名をカスタマイズする方法について説明します。

[前提条件]

アラート ルールを作成または編集するには、次のアクセス許可が必要です。

  • アラート規則の対象リソースに対する読み取り権限。
  • アラートルールが作成されるリソースグループに対する書き込み権限。 Azure portal からアラート ルールを作成する場合は、そのアラート ルールが同じリソース グループ (ターゲット リソースが存在している) に既定で作成されます。
  • アラート ルールに関連付けられているアクション グループに対する読み取り権限 (該当する場合)。

ARM テンプレートを使用する

カスタマイズされた電子メールの件名を含むアラート ルールを作成するには、 ログ検索アラート用の Resource Manager テンプレート サンプルのテンプレートを使用します。 必ず最新の API バージョン 2023-12-01 を使用してください。 単純なログ検索アラート ルール用のテンプレートとして、Resource Manager テンプレート サンプルを使用します。

actionProperties オブジェクトを追加し、Email.Subject プロパティを含めます。 例えば次が挙げられます。

{
  "actionProperties": {
    "Email.Subject": "This is a custom email subject"
  }
}

動的な値を使用する

アラート ペイロードから動的な値を抽出する形式は、 ${<path to schema field>}です (例: ${data.essentials.monitorCondition})。

アラート ルール用に構成されたアクション グループで共通スキーマが使用されていない場合でも、共通アラート スキーマの形式を使用してペイロード内のフィールドを指定します。 Azure Monitor アラートの共通アラート スキーマを参照してください。

例示

この例では、影響を受けたリソースと、発生したのか解決したのか含むメールの件名を作成します。


{
  "actionProperties": {
    "Email.Subject": "Alert ${data.essentials.monitorCondition} on ${data.essentials.alertTargetIDs}"
  }
}

潜在的な結果:

  • VM1 でトリガーされたアラート。
  • VM1 で解決されたアラート。

この例では、影響を受けるリソースのエラー数を含む電子メールの件名を作成します。

{
  "actionProperties": {
    "Email.Subject": "${data.alertContext.condition.allOf[0].metricValue} errors found in ${data.essentials.alertTargetIDs}"
  }
}

結果: ContosoApp で 7 つのエラーが見つかりました