この記事では、AKS クラスターに Azure Backup 拡張機能をインストールし、バックアップを構成する準備をする方法について説明します。
AKS クラスター拡張機能は、ライフサイクル全体にわたってサービスをインストールおよび管理するための Azure Resource Manager ベースのプロセスを提供します。 Azure Backup を使用すると、この拡張機能を使用して AKS クラスター内でバックアップ操作と復元操作を実行できます。 Backup コンテナーは、この拡張機能と通信してバックアップを実行および管理します。
バックアップ拡張機能の詳細を確認する
前提条件
開始する前に次の操作を実行してください。
AKS クラスターに拡張機能をインストールする前に、
Microsoft.KubernetesConfigurationリソース プロバイダーをサブスクリプション レベルで登録する必要があります。 詳細情報 を参照してください。プライベート仮想ネットワークとファイアウォールにクラスターがある場合は、次の FQDN/アプリケーション規則を適用します:
*.microsoft.com、*.azure.com、*.core.windows.net、*.azmk8s.io、*.digicert.com、*.digicert.cn、*.geotrust.com、*.msocsp.com。 FQDN 規則を適用する方法について説明します。バックアップ拡張機能では、入力にストレージ アカウントと BLOB コンテナーが必要です。 AKS クラスターがプライベート仮想ネットワーク内にある場合は、次の手順に従って、ストレージ アカウントと AKS クラスターの間でプライベート エンドポイントを有効にします。
AKS クラスターに バックアップ拡張機能をインストールする
次の手順のようにします。
Azure portal で、バックアップする AKS クラスターに移動し、[設定] で [バックアップ] を選びます。
バックアップまたは復元用に AKS クラスターを準備するには、[拡張機能のインストール] を選んで、クラスターにバックアップ拡張機能をインストールする必要があります。
入力として "ストレージ アカウント" と "BLOB コンテナー" を指定します。
AKS クラスターのバックアップは、この BLOB コンテナーに格納されます。 ストレージ アカウントは、クラスターと同じリージョンとサブスクリプション内にある必要があります。
[次へ] を選択します。
表示された拡張機能のインストールの詳細を確認し、[作成] を選びます。
デプロイにより、拡張機能のインストールが開始されます。
バックアップ拡張機能が正常にインストールされたら、[バックアップの構成] を選んで、AKS クラスターのバックアップの構成を開始します。
次のステップ
- Azure Kubernetes Service クラスターのバックアップについて。
- Azure portal、Azure PowerShell、AzureCLI、ARM テンプレート、Bicep テンプレート、Terraform を使用して AKS バックアップを構成します。