CycleCloud では、追加のストレージ領域を得るために、ボリューム (Azure Managed Disks) がノードに自動的にアタッチされます。 マネージド ディスクは 4 種類あり、容量は最大 64 TiB です。
100 GB のボリュームを作成するには、クラスター テンプレートの [[node]] 要素に次のコードを追加します。
[[[volume example-vol]]]
Size = 100
永続ボリューム
既定では、インスタンスの起動時にボリュームが作成され、インスタンスの終了時に削除されます。 インスタンスが終了した後でもボリューム上のデータを保持するには、 永続 ボリュームにします。
[[[volume example-vol]]]
Size = 100
Persistent = true
このボリュームは、インスタンスの初回起動時に作成されますが、インスタンスが終了しても削除されません。 代わりに、次にノードが起動されるときに、ボリュームが保持され、インスタンスに再アタッチされます。 永続ボリュームは、クラスターが削除された場合にのみ削除されます。
警告
クラスターを削除すると、すべての永続ボリュームも削除されます。 クラスターが削除された後もストレージを使用できるようにするには、既存のボリュームを ID でアタッチします。
ディスクの種類
Azure ディスクの種類は 4 つあります。 CycleCloud では、既定で標準のハード ディスク ドライブ (HDD) が使用されます。 ディスクに対してパフォーマンスの高い SSD ドライブを使用するには、 SSD を true に設定します。
[[[volume example-vol]]]
Size = 100
Persistent = true
SSD = true
Premium Storage で動作する VM シリーズを使用する場合、既定値は Premium SSH ディスクです。
Azure には、Ultra、Premium SSD、Standard SSD、Standard HDD の 4 つの基本的なストレージ オプションが用意されています。
仮想マシンのストレージの種類を指定するには、ボリュームに StorageAccountType = [UltraSSD_LRS|Premium_LRS|StandardSSD_LRS|Standard_LRS] を使用します。
例えば次が挙げられます。
[[[volume example-vol]]]
Size = 100
Persistent = true
StorageAccountType = StandardSSD_LRS
下位互換性のために、 SSD=true は、選択した VM サイズの機能に応じて Premium_LRS または StandardSSD_LRS を選択します。
注
価格については、Azure SSD は次のサイズに切り上げられます。 たとえば、100 GB のディスク サイズを作成する場合は、128 GB の料金で支払います。
ボリュームを指定する場合は、デバイスをインスタンスにアタッチしますが、デバイスのマウントやフォーマットは行いません。