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記憶域を構成する

エージェントのディスク領域を増やす必要がある場合、マネージド DevOps プールでは、マネージド DevOps プール内のエージェントへの空のデータ ディスクのアタッチがサポートされます。 データ ディスクをアタッチすることで、より多くのストレージ領域を取得できます。VM サイズをより内蔵ストレージの多い高価なサイズに移行させるといった高額なコストはかかりません。

空のデータ ディスクをアタッチする

プール作成時に [ストレージ] タブでストレージ設定を構成します。既定の設定では、空のデータディスクは存在しません。

プールの作成時にデータ ディスクを構成するスクリーンショット。

既存のプール用に追加の記憶域を構成する場合は、次の手順で説明するように Azure portal でプールに移動します。

  1. Azure portal にサインインします。
  2. Managed DevOps Pools を検索し、利用可能なオプションから選択します。
  3. 一覧から Managed DevOps Pool を選択します。
  4. [設定]>[ストレージ] に移動して、プールの空のデータ ディスク設定を構成します。

空のデータ ディスク メニューのスクリーンショット。

ディスクに対して以下のプロパティを構成し、[適用] (プールを作成する場合は [次へ] ) を選択して変更を保存します。 Managed DevOps Pool に単一の空のデータ ディスク構成を追加すると、すべてのエージェント インスタンスに、指定した構成と一致する空のデータ ディスクがアタッチされます。

既存のプールのデータ ディスク構成を削除するには、[削除] を選択します。

アタッチしたデータ ディスクについて、以下のプロパティを構成します。

プロパティ 説明
サイズ (GiB) データ ディスクのサイズを指定します。 最大サイズは、ストレージの種類によって異なります。 詳細については、「ディスクの種類の比較」を参照してください。
キャッシュの種類 ディスクのキャッシュの種類を指定します。 DefaultNoneReadOnlyReadWrite から選択します。 キャッシュをサポートするデータ ディスクの既定値は ReadOnly です。 詳細については、「仮想マシンとディスクのパフォーマンス」を参照してください。
ストレージ型 ストレージの種類を Standard_LRS (既定)、Premium_LRSStandardSSD_LRSPremium_ZRSStandardSSD_ZRS から選択します。 これらの種類の詳細については、「SKU の種類」および「Azure マネージド ディスクの種類」を参照してください。
ドライブ文字 プールに Windows エージェント イメージがある場合は、ディスクのドライブ文字を選択します。 ドライブ文字を指定しなかった場合、一時ディスクのある VM サイズには F が使用され、それ以外には E が使用されます。 ドライブ文字は、 ACD、または E 以外の 1 文字にする必要があります。一時ディスクのない VM サイズを使用していて、 E をドライブ文字として使用する場合は、 ドライブ文字 を空のままにして 既定値 E を取得します。ARM テンプレートまたは Azure CLI スクリプトを使用してストレージを構成する場合は、ドライブ文字が不要な場合は、ドライブ文字パラメーターを省略します。

エージェント作業ディレクトリのデータ ディスクを使用する

データ ディスク上の作業ディレクトリを使用するようにエージェントを構成するには、WorkFolder 要求でデータ ディスクのフォルダーを指定します。

次の例では、Windows エージェントのエージェント作業ディレクトリは、ドライブ文字 Fが割り当てられている接続されたデータ ディスク上のフォルダーを使用するように構成されています。

pool: 
  name: fabrikam-managed-pool # Name of Managed DevOps Pool
  demands:
  - WorkFolder -equals f:\custom-work-folder # Windows agent example

エージェント作業ディレクトリの構成の詳細については、demands と WorkFolder に関する記事を参照してください。

関連項目