Fabric ユーザー データ関数は、Fabric 上でアプリケーションをホストおよび実行できるようにするプラットフォームです。 これにより、データ開発者はカスタム ロジックを記述して、それを Fabric エコシステムに埋め込むことができます。 この機能は Python 3.11.9 ランタイム をサポートしており、 PyPI のパブリック ライブラリを使用できます。
ネイティブの Fabric 統合を使用して、Fabric ウェアハウス、Fabric レイクハウス、または Fabric SQL Database などの Fabric データ ソースに接続したり、Fabric Notebooks、Power BI レポート、またはデータ パイプラインから関数を呼び出したりできます。 関数は、ブラウザー内のツールを使用して Fabric ポータル内で直接、または専用の Visual Studio (VS) Code 拡張機能を使用して編集できます。
作業を開始する準備はできましたか? このガイドに従って、新しいユーザー データ関数項目を作成する、または VS Code 拡張機能を使用します。
Fabric ユーザー データ関数を使用する理由
Fabric ユーザー データ関数は、カスタム ロジックをホストして、さまざまな種類の Fabric 項目とデータ ソースから参照するためのプラットフォームを提供します。 このサービスを使用して、ビジネス ロジック、内部アルゴリズム、ライブラリを記述できます。 また、それを Fabric アーキテクチャに統合して、ソリューションの動作をカスタマイズすることもできます。
ユーザー データ関数を使用するロジックの利点の一部を次に示します。
- 再利用性: 他の Fabric 項目から関数を呼び出し、組織内の多くのソリューション内で使用できる、標準化された機能のライブラリを作成します。
- カスタマイズ: Python と PyPI のパブリック ライブラリを使用して、ニーズに合わせて調整された強力なアプリケーションを作成します。
- カプセル化: 高度なワークフローを構築するために、いくつかのタスクを実行する関数を作成します。
- 外部接続: REST エンドポイントを使用して外部クライアント アプリケーションからユーザー データ関数を呼び出すことで、外部システムとの統合の可能性が広がります。
ユーザー データ関数を有効にする
この機能の使用を開始するには、管理ポータルに移動し、ユーザー データ関数 (プレビュー) を有効にします。 テナントが Fabric ユーザー データ関数をサポートする リージョン にあることを確認します。
Fabric 統合
Fabric ユーザー データ関数は、他の Fabric 項目とシームレスに接続して、リッチなエンド ツー エンドのエクスペリエンスを作成できます。 統合には次の 2 種類があります。
- ファブリック データソース
- ユーザー データ関数を呼び出す Fabric 項目:
- Power BI を使用したトランリティカル アプリ