サンドボックス環境とは、Microsoft Dataverse のあらゆる非運用環境のことです。 サンドボックス環境は運用環境から独立しており、アプリケーションの変更を、低リスクで安全に開発およびテストできる場所です。
サンドボックス環境の表示
Power Platform 管理センターからサンドボックス環境を表示および管理できます。 開始するには、環境を表示、並べ替え、フィルターする手順を実行します。
- 環境管理者またはシステム管理者ロールの資格情報を使用して、Power Platform 管理センター にサインインします。
- ナビゲーション ウィンドウで、管理 を選択します。
- 管理ウィンドウで環境を選択します。
- 環境 ページで、種類 列を選択して、環境の種類別に並べ替えとフィルターを行います。
サンドボックス環境の作成
Power Platform 管理センターを使用して、新しいサンドボックス環境を作成して管理することができます。 開始するには、Power Platform 管理センターで環境を作成および管理する を参照してください。
運用環境をサンドボックスに変更する
運用環境をサンドボックス環境に変更できます。 開始するには、運用環境の詳細を編集する手順を実行します。
- サービス管理者または代理管理者の資格情報を使用して、Power Platform 管理センター にサインインします。
- ナビゲーション ウィンドウで、管理 を選択します。
- 管理ウィンドウで環境を選択します。
- 環境 ページで、運用環境リンクを選択します。
- 環境 詳細セクションで、編集 を選択します。
- 詳細の編集 パネルの タイプで、サンドボックス を選択します。
- 保存を選択して、変更を適用します。
サンドボックス環境のリセット
サンドボックス環境をリセットし、削除して再プロビジョニングできます。 以下の場合にリセットを検討できます。
- 新しいプロジェクトの作成
- ストレージの空きを増やす
- 個人データを含む環境の削除
重要
- サンドボックス環境のみをリセットすることができます。
- リセットとは、キャンバス アプリ、フロー、カスタム コネクタ、および接続などの勧業コンポーネントを完全に削除します。
シナリオの例
トーマスは、各種 Contoso 環境で消費されているストレージを調べています。 Thomas は、運用環境の 1 つでスペースがなくなることを心配しています。 Thomas はまた、運用環境に追加のストレージを提供するため、スペースを解放したいと考えています。 Thomas にはまた、テスト環境での運用データの使用に関して、法務部門が保持ポリシーを定めていることが通知されました。
Elisa に連絡した後、Thomas は、営業部門の完全なサンドボックス環境をすべてリセットします。 リセットは環境を工場出荷設定に再プロビジョニングします。 これで、将来のプロジェクトのサンドボックス環境として今後使用する準備が整いました。
環境をリセットするための手順
環境をリセットする必要がある状況に陥った場合は、次の手順を実行して開始します。
- 環境管理者またはシステム管理者ロールの資格情報を使用して、Power Platform 管理センター にサインインします。
- ナビゲーション ウィンドウで、管理 を選択します。
- 管理ウィンドウで環境を選択します。
- 環境 ページで、リセットする環境を選択します。
- 上部にあるコマンド バーから、リセット を選択します。
リセット環境 パネルで:
- 必要に応じて環境設定を調整します。
- 環境をリセットした場合の結果を確認し、理解します。
- リセット を選択してから、確認 を選択して、プロセスを開始します。
- その後、環境のリセットが開始されます。
警告
- サンドボックス環境の再設定はそれを削除し、工場出荷時の設定にリセットします。 また、これは以前に環境内にあったどのデータも回復することはできないことを意味します。
- 環境をリセットすると、環境のリセット ページで指定されるセキュリティ グループが適用されます。 リセット中にセキュリティ グループが指定されていない場合、リセットが完了した後にセキュリティ グループは環境に割り当てられません。 リセットが実行される前に構成された既存の任意のセキュリティ グループは、環境に適用されなくなります。 セキュリティ グループおよびライセンスを使用して環境へのユーザー アクセスをコントロールする 方法について学習します。
管理者モード
サンドボックス環境を管理モードにすると、システム管理者またはシステム カスタマイザーのセキュリティ ロールを持つユーザーのみが、その環境にサインインできます。
管理モードは、通常のユ―ザーが作業に影響しないようにする場合、また、作業が通常のユーザーに影響しないようにする場合、さらに、運用上の変更を行う場合に便利です。
注意
管理モードの環境は、Power Platform 管理センターの環境ページのシステム カスタマイザーに表示されないため、システム カスタマイザーは URL を介して環境に直接ログインする必要があります。
管理モード に関する詳細情報。