はじめに
Azure Arc を使うと、Windows Server インスタンス、Linux インスタンス、Kubernetes クラスター、接続されたデータ ソースを一元管理できます。 ハイブリッド環境を効率的かつ一貫して管理できるように、Azure 以外のリソースやオンプレミスのリソースを Azure Resource Manager に投影します。
Contoso, Ltd. は、ロンドンにある中規模の金融サービス会社で、ニューヨーク市に支店を持っています。 Contoso, Ltd. のコンピューティング環境のほとんどは、Windows Server 上でオンプレミスで実行されます。
Contoso の IT ディレクターは、Contoso の運用モデルが古くなり、自動化が制限され、時代遅れのテクノロジに依存していることを認識しています。 Contoso IT エンジニアリング チームは、Azure の機能を調査し、一部のワークロードを Azure に移行する予定です。 ただし、しばらくの間、オンプレミス環境の運用を継続する予定です。 そのため、オンプレミスの Windows Server ワークロードに Azure ポリシーを適用する機能と、Azure portal で Azure VM と共にこれらのオンプレミスの Windows Server インスタンスを確認できることが重要です。 また、管理者が Azure portal を使って、Contoso が現在使っている Kubernetes クラスターのさまざまなディストリビューションを管理できることも重要です。
Contoso は最新のクラウド コンピューティング環境に移行するにつれて、Azure サービスが、一部のオンプレミス リソースを維持する必要がある場合でも、自動化と仮想化によって現在の運用モデルの最新化にどのように役立つかを理解したいと考えています。
最初の設計の一環として、Contoso IT チームは、リード システム エンジニアおよびサーバー管理者として、ビジネス目標を達成しながら、Azure サービスが Contoso の IT インフラストラクチャの最新化にどのように役立つかを評価することを望んでいます。
学習の目的
このモジュールを終了すると、次のことができるようになります。
- Azure Arc 対応サーバーについて説明する。
- Azure Arc 対応 Kubernetes について説明する。
- Azure Arc 対応データ サービスについて説明する。
- Azure Arc を他の Azure サービスと統合する方法について説明する。
前提条件
このモジュールの学習効果を最大限に高めるには、以下の知識と経験が必要です。
- パーソナル コンピューターのオペレーティング システム。
- 仮想化の基礎。
- クラウド コンピューティングの基礎。