名前空間に基づいて、複数のメタデータ (.winmd) ファイルを複数の出力メタデータ ファイルに構成します。
使用方法
次のコマンドを使用して、コマンド ラインから MDMERGE を実行します。
mdmerge<オプション>
ここで、 <options> は、使用するコマンドライン オプションを表します。
MIDLRT コンパイラを使用して、カスタム Windows ランタイム コンポーネントのメタデータ ファイルを生成します。 詳細については、「MIDLRT および Windows ランタイム コンポーネント」を参照してください。
コマンド ライン スイッチ
次のリストは、MDMERGE が使用するコマンドライン スイッチを示しています。
MDMERGE コンパイラ スイッチとオプションの完全なリストは、 -h および /? スイッチを使用すると利用できます。
解説
メタデータの構成により、複数の IDL ファイルに同じ名前空間内の Windows ランタイム コンポーネントの定義を含めることができます。 これにより、単一の IDL ファイル内の名前空間内のすべての型を定義する必要がなくなります。
アプリが使用する Windows ランタイム コンポーネントは多数ある可能性があります。 配置可能な Windows ランタイム メタデータ アセンブリを生成するための最終手順を実行するときに、システムと共にインストールされるディレクトリ (%WINDOWS%\system32\WinMetadata)、基盤の種類、現在のプロジェクトのビルド ディレクトリなど、複数のメタデータ ディレクトリのコンポーネントをマージするように MDMERGE を構成できます。 必要なすべての型は、Windows ストア用にパッケージ化できる、正しい展開可能なメタデータ アセンブリにマージされます。
/n オプションを使用して、メタデータ アセンブリを構成するためにサポートされる名前空間の深さを指定できます。 これにより、Windows ランタイム コンポーネントのホット スプリットを構成できるようになり、複数の .winmd ファイルではなく 1 つの .winmd ファイルのみがパッケージ化されるようになります。 これにより、Windows ストア アプリに必要な読み込み時間とファイル I/O が削減されます。
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