モデル駆動型アプリにおけるクライアント API のオブジェクト モデルは、JavaScript を使用したモデル駆動型アプリでカスタム ビジネス ロジックを適用するため、下記に示すオブジェクトとメソッドを提供します。
- 列の値を取得または設定する。
 - ユーザー インターフェイス要素の表示および非表示。
 - 列ごとに複数のコントロールを参照します。
 - テーブルごとに複数のフォームにアクセスします。
 - フォーム ナビゲーション アイテムの操作。
 - 業務プロセス フローのコントロールとやり取りします。
 
JavaScript コードを効果的に記述して使用するには、モデル駆動型アプリのクライアント API オブジェクト モデルを理解することが重要です。
クライアント API オブジェクト モデルのルート オブジェクト
クライアント API オブジェクト モデルのルートには、次のコンテキストと Xrm オブジェクトがあります:
| Object | Description | 
|---|---|
executionContext | 
モデル駆動型アプリにおけるフォームおよびグリッド内の、イベントの実行コンテキストを表します。 詳細: クライアント API 実行コンテキスト  | 
formContext | 
現在のコードが実行されるフォームまたはフォーム上のアイテムへの参照を提供します。 
              formContext オブジェクトを使用するには、executionContext.getFormContext メソッドを使用します。詳細については、「クライアント API フォーム実行コンテキスト」を参照してください。  | 
gridContext | 
現在のコードが実行されるフォーム上のグリッドまたはサブグリッドへの参照を提供します。 詳細については、「クライアント API グリッド コンテキスト」を参照してください。  | 
Xrm | 
フォーム、グリッド、サブグリッド、コントロール、または列のデータと UI に直接影響を与えない操作を実行するために、グローバル オブジェクトを提供します。 たとえば、Web API を使用してフォームをナビゲートし、レコードを作成および管理します。 詳細: 「クライアント API Xrmオブジェクト」  |